インベントリータスクフォース(TFI)とその技術支援ユニット(TSU)

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2013年11月13日 11:56

 
 1997年12月のUNFCCC COP3(地球温暖化防止京都会議)において先進国の温室効果ガス排出量の削減目標を定めた京都議定書が採択されたことを背景として、IPCCは1998年10月の第14回全体会合において、国別温室効果ガスインベントリーに関するタスクフォース(TFI)を設立することを決定した。同決議と日本政府からの拠出金提供の申し出に従い、1999年9月に、IPCC-TFIのための技術支援ユニット(TSU)が財団法人(現・公益財団法人)地球環境戦略研究機関(IGES)に設置された。以後、今日に至るまで、IPCC-TFIのTSUはIGESにて活動を続けており、日本政府による資金支援を得て、温室効果ガスインベントリーの作成方法に関するガイドラインやそのソフトウェア等の開発・普及活動を行っている。

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