2014年01月27日

新しい白神山地世界遺産地域管理計画の策定について


http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/press/kouhou/atarashiisirakamikanrikeikakusakutei.html

新しい白神山地世界遺産地域管理計画の策定について

平成25年10月15日

東北森林管理局

林野庁、環境省、文化庁、青森県及び秋田県は、本日、白神山地世界遺産地域について、最新の知見を踏まえた順応的管理を更に進めていくため、新しい白神山地世界遺産地域管理計画を策定しました。
本件は、林野庁、環境省、環境省 東北地方環境事務所、青森県及び秋田県においても、同時に発表しています。
1経緯

世界遺産については、その価値を将来にわたって保全していくため、適切な管理計画を策定することが求められています。
平成5年に世界遺産に登録された白神山地世界遺産地域については、平成7年11月に、林野庁、環境省及び文化庁が、管理計画を策定し、同計画に基づいた管理を行っています。
一方で、遺産地域の現状に合わせ、地域とのより密接な連携によって、最新の知見を踏まえた順応的管理を更に進めていくため、学識経験者等で構成する白神山地世界遺産地域科学委員会の助言を得つつ、国民の皆様からも意見をいただいて、新しい管理計画の検討を進めてきました。
その結果、本日、林野庁、環境省、文化庁、青森県及び秋田県は、新しい白神山地世界遺産地域管理計画を策定しました。
2新しい白神山地世界遺産地域管理計画のポイント

新しい白神山地世界遺産地域管理計画のポイントは以下のとおりです。
(1)遺産地域の管理主体の一員である青森県及び秋田県が、管理計画の策定者として新たに加わりました。
(2)新たに、以下のことを管理方針として位置づけました。

人手を加えず自然の推移に委ねることを基本に、各種制度に基づき厳正な保護を図ることに加え、必要に応じ、外来種対策等の能動的な管理を行うこと
遺産地域のモニタリングについて、地元市町村や大学・研究機関、その他の学識経験者等と連携して推進すること
気候変動、外来種・病害虫の侵入等について、関係者からの情報収集やモニタリング等を実施し、自然の価値を損ねる危機・予兆現象の早期発見に努めること
多種多様な生物種により構成された、複雑で将来予測が困難な生態系を保全するため、科学的知見やモニタリング結果等を踏まえ、白神山地世界遺産地域科学委員会の助言を得て順応的管理を行うこと
世界遺産としての価値を将来にわたって維持していくため、地域に暮らす人たちの知恵や技術を活かしながら、自然環境に配慮したエコツーリズムを推進すること

3新しい白神山地世界遺産地域管理計画及びその概要

白神山地世界遺産地域管理計画(PDF:319KB)
白神山地世界遺産地域管理計画巻末付表等(PDF:4,562KB)
白神山地世界遺産地域管理計画の概要(PDF:121KB)

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